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ニューズレター

NEWS LETTER

JAASニューズレター 2022年1号

JAASニューズレター 2022年1号

 

発行:経営行動科学学会

編集:今井 裕紀・内藤 知加恵(ニューズレター・ホームページ担当理事)

発行日:2022年5月31日

 

このページではニューズレター2022年1号の一部を公表します。全体版は、マイページにログインし、「ダウンロード」からご覧ください(会員限定)。

 

目次

1.新役員代表挨拶

 会長挨拶

 研究担当理事挨拶(会員限定)

 事務局担当理事挨拶(会員限定)

2.機関誌紹介

3.理事会報告(会員限定)

4.年会費納入のお願い(会員限定)

5.経営行動科学学会2022年度大学院生・若手研究者(ECR)向けトレーニングコースのお知らせ

 

1.新役員代表挨拶

会長挨拶

会長 竹内 規彦(早稲田大学)

 

このたび、藤本前会長の後任を仰せつかりました。就任にあたり、会員の皆様にご挨拶をさせていただきます。

本学会は1997年、前身の経営行動科学研究会から昇格する形で設立しました。学会設立から25年、研究会時代から含めると40年近くの歴史があります。我が国の経営学研究において実証的な研究手法が定着していなかった当時に、実証研究の手法を身につけアクティブに研究発信をしていた気鋭の研究者らが中心となり、経営行動科学の日本での普及を図る目的で発足した研究会が本学会の起源です。

今日まで12名の会長をはじめ、その時々で学会運営に携わってきた役員の先生方のご尽力に支えられた健全な学会運営と、会員の皆様による着実かつ活発な学会活動のおかげで、今や800名近くの個人会員と15の法人会員を擁する学会へと発展しています。

一方で、学会組織の拡大や時間的経過、また社会のめまぐるしい環境変化への対応に伴い、「JAASらしさ」が失われつつあるとお感じになっている皆様も少なくないのではないでしょうか。「組織と人間の最適な関係の(再)構築を求めて、独創的かつ実証的な研究を活発に展開」することを標榜する、本学会ならではの活動と会員サービスが強く求められていることを痛感しています。

藤本前会長は、若手研究者の育成を重視する方針を明確に打ち出され、「若手研究者海外学会派遣プロジェクト」(通称、バディPJ)や「アーリー・キャリア・リサーチャー・トレーニングコース」(ECR-TC)などの企画を開始しました。「育てる学会」の方針は、私もしっかりと継承し、さらに発展・充実させる形で展開したいと考えています。

さらに、私が重点課題として掲げるのは、学会の研究発信・情報発信機能の強化です。なかでも機関誌改革は最重点課題として取り組んでいきます。そのあらわれとして、藤本前会長に機関誌編集委員長としてご就任いただき、また私自らも機関誌副編集委員長として参画し、人と組織の実証科学論文を掲載する国内リーディング・ジャーナルとしての確固たる地位を確立すべく改革を推し進めていく考えです。広報面でも、学会ホームページやニューズレターにおけるコンテンツの質量両面での充実化を図るなど、会員への情報サービスを強化していきます。

また、今期は役員の3分の1を超える8つのポジションで女性会員の先生方にご就任いただくことが実現しました。加えて、海外ご出身の先生方や海外での研究実績を多数お持ちの先生方にも数多くご参画いただくなど、国際性豊かな役員構成になっております。こうした特色を活かした学会活動の展開も考えております。

この2年間、微力でございますが、会員の皆様のご助言、ご協力をあおぎながら責務を全うしてゆく所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

研究担当理事挨拶

※ダウンロードページからご覧下さい。

 

事務局担当理事挨拶

※ダウンロードページからご覧下さい。

 

2.機関誌紹介

研究担当理事 藤本 哲史(同志社大学)

 

『経営行動科学』編集基本方針―〈投稿論文の「書き直し」支援〉

2022-23年度の『経営行動科学』では〈「書き直すことで良くなる可能性がある投稿論文」を「最終的な掲載に向けて育てる」〉を基本方針として編集を進めて行きます。この方針のもとでの論文審査の基本は、査読の対象となる論文の「書き直し支援」にあります。投稿者、特に研究経験の浅い研究者に対しては、投稿された論文に何が不足していて、どのように改善すべきかをわかりやすく示し、書き直しを促すことが重要です。最終的な掲載を目指すことは、決して査読を甘くするということではありません。単に「ダメ出し」をするだけではなく、投稿論文の何をどのように修正すればより良い論文になるかをアドバイスする「伴走」が大切です。そのような伴走者の役割を果たすのが、各投稿論文の審査を担当するシニア・エディター(SE)およびレビュアー(査読者)で、論文の「書き直し」プロセスをリードします。

 

投稿された論文が「書き直すことで良くなるか」をどのように判断するのか。この点については、編集委員長および副編集委員長が「ゲートキーパー」として投稿論文の見極めを行います。編集委員長と副委員長は、投稿された論文が査読に入る前に事前審査を行い、「良くなる可能性がある」と判断された論文を査読に回すことによって、SEおよびレビュアーの方々の限りある時間とエネルギーを有効に活用させていただきます。

 

2022年度からの『経営行動科学』では、以下のような内容や構成に基づく論文の投稿を歓迎することで、機関誌としての方向性をより明確にしていきます。

 

◆『経営行動科学』が求める投稿論文

 

・理論に基盤をおく実証型研究論文

・「人と組織」をテーマとする研究論文

・量的アプローチに基づく研究論文、または量的アプローチと質的アプローチを統合的に用いる研究論文

 

◆『経営行動科学』が求める投稿論文の内容と基本構成

 

問題意識

理論的枠組み・先行研究・仮説

方法

結果

考察・結論

 

このような内容・構成の論文を、より多くの会員の皆様から『経営行動科学』に投稿していただくために、経営行動科学学会では「投稿論文改良ワークショップ(Paper Development Workshop)」や「Early Career Researchers (ECR)トレーニングコース」を企画し、会員の皆様の研究と論文作成をサポートしていきます。

 

3.理事会報告

※ダウンロードページからご覧下さい。

 

 

4.年会費納入のお願い

年会費納入期限は,2022年7月31日(日)です。

※詳細についてはダウンロードページからご覧下さい。

 

5.経営行動科学学会2022年度大学院生・若手研究者(ECR)向けトレーニングコースのお知らせ

ワークショップ担当理事 篠原 さやか(愛知淑徳大学)

 

経営行動科学学会では、今年度も大学院生・若手研究者(ECR)向けトレーニングコース「研究における概念・理論の使い方を学ぶ」を実施します。本コースでは、経営学や心理学、社会学等の研究を進める中で、どのように概念や理論を使えば良いのかを学びます。具体的には、研究の基本的な行い方や、概念や理論に関する基礎知識を学習し、どのように概念や理論を使えばよいのかを学会誌の投稿論文や学位論文(修士・博士)の事例を通して考えます。また、コースの後半では、実際に概念や理論を使う練習を行い、最終的にはみなさん一人一人の研究で、どのように概念や理論を使えばよいのかを一緒に議論していきたいと思います。

コースの詳細や申し込みについては、以下をご覧ください。

 

https://jaas-org.jp/news/information/202205092

 

 

 

 

当ニューズレターの各寄稿文の著作権は執筆者に、その他の部分の著作権は経営行動科学学会に属します。

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