お知らせ
INFORMATION経営行動科学学会 西日本部会研究会開催のお知らせ
平成26年度 経営行動科学学会 西日本部会研究会
(共催) 神戸大学大学院経営学研究科
同志社大学技術・企業・ 国際競争力研究センター
経営行動科学学会国際学術交流
[テーマ]Meaningful Work:意味深い仕事とは
~リプス-ウィルスマ先生 来日記念講演会~
[日 時]2014年6月23日(月)18:00~20:00(17:30開場)
※講演後、簡単な懇親会を予定(希望者は参加可能)
[講 師]Lips-Wiersma(リプス-ウィルスマ)博士
University of Canterbury(New Zealand)教授
※仕事の意味研究における世界的権威
[コメンテーター]
金井壽宏(神戸大学大学院経営学研究科教授)
Keiko Krahnke(University of Northern Colorado, U.S.A., 准教授)
[司 会]神戸康弘(山陽学園大学講師)
[場 所]神戸大学(六甲台第1キャンパス)経営学研究科本館3階大会議室
[言 語]講演は英語ですが、日本語で解説するため日本語で理解可能です。
[参加費]会員・一般/無料
[参加方法]参加希望の方は、当日会場までお越し下さい(事前申込み不要)。
[お問い合わせ先]内容等については司会の神戸康弘までご連絡下さい(kanbe☆sguc.ac.jp)[☆を@に変えて送信ください]。
[ウィルスマ先生からのメッセージ]
今日、世界が直面している病状は、組織の意思決定に、もっともっと多くの“人間性”(humanity)を取り込む必要があることを示唆しています。しかしまた他方では、人を人として扱わないような職場の官僚的傾向はますます進み、世界中の至る所で、従業員の会社離れ(職場や仕事への無関心、低関与)が増大しています。今回の講演では、「意味のある仕事」(meaningful work)を作り出すことで、私達の人間性と世界のニーズとをコネクト(接合)させる方法についてご紹介したいと思っています。
[プロフィール&講演内容(詳細)]
Marjolein Lips-Wiersma(マジョレイン・リプス-ウィルスマ)博士は、研究者であり、作家であり、コンサルタントであり、トレーナーでもあります。「意味深い仕事(meaningful work)」研究の世界的権威の一人です。研究者としては、過去15年間、様々な職業、文化、年齢の人々と対話を行い、何が彼らの仕事を意味深いものにするのかを理解することに費やしてきました。その結果、自分の仕事人生に意味があったと思えるか思えないかは、仕事のあらゆる側面、例えば、動機付け(モチベーション)、倫理観、リーダーシップなどにもっとも重大なインパクトを与える要因であることを発見しました。人間である私達は、しばしばこの大きな質問(ビッグクエスチョン)をすることを忘れます。いや、大きすぎて日々の生活との関連性が小さいと思ってしまいます。ある日、「自分のしてきたことの中で意味深いことは何か」と質問してみたら、あなたは楽しい驚きを得るでしょう。
人間であるが故に、私達は意味を求めます。もし私達の仕事が意味深いものだと気付いたら、それは大きな意味があります。ひとつの意味だけではありません。それは、あなたの仕事のモチベーションに影響します。ならばそれは自分自身と、自分の所属する組織とコミュニティにたくさんのポジティブな影響を与えるのです。またそれは、幸福感、尊厳の感覚、積極的な参加、創造性、そして違いを作り出す能力に影響するのです。そしてそれは、「今、ここ」から私達をより上の段階に持ち上げてくれます。そして「今、ここで、本当に重要なこととは何か?」という問いを発することを助けてくれます。では、意味深い状態を保つには、どうしたらいいでしょう、それを他者と関連付けたり、他者に理解されるにはどうしたらいいでしょう。このことを個人でやるだけでなく、他者と一緒に、チームとして、組織として、つまりコミュニケーションが求められる状況で、実行するにはどうしたらいいでしょう。
今回の講演では、Lips-Wiersma博士は「意味深い仕事のマップ(a Map of Meaningful Work)」を提供してくれます。これはシンプルですが奥が深いです。ソリッド(緻密)な調査とエイジコンセプト(年齢構成に配慮する概念)を土台にしています。人々は使いやすいとすぐに気付くはずです。このマップはあなたに語りかけます。そして「他者にとって本当に意味深い仕事とは何か」をあなたが理解するのを助けてくれます。簡単で、かつダイレクトな言葉を使って。だからしばしば効果がない時に聞かれる「ポイントがわからなかった」という不平を言うことにはならず、むしろ、あなたは仕事の意味について、実務家として、研究者として、先導者として、そしてプロフェッショナルとして、語れるようになるでしょう。
Positions(主な役職)
•Associate Professor of Organisational Behaviour and Corporate Responsibility
•Editorial Board Member, Journal of Management, Religion and Spirituality
•Editorial Board Member, Journal of Management Development
•Editorial Board Member, Journal of Management and Organization
•Editorial Board Member, Journal of Business Renaissance
•Past Chair Management, Spirituality and Religion interest group Academy of Management
Recent Awards (最近の受賞歴)
・2010 Finalist Best International Paper (Carolyn Dexter Award): Academy of Management, Montreal – Theorizing “The Whole Person”: An empirical study on the nature of `being’ in organizations (With Professor Albert Mills)
・2009 Best Journal Paper: Journal of Management Inquiry – Theorizing the Dark Side of the Workplace Spirituality Movement (With Professors Kathy Lund Dean and Charles Fornaciari)
・2008 Best Conference Paper Award: 7th International Conference on Studying Leadership. An existential perspective on authentic leadership; A departure from the high-ground (With Puck Algera, PhD student)
・2007 Best Division Paper Award: Academy of Management, Management, Spirituality and Religion Interest Group. Practical Compassion: Towards a critical spiritual foundation for CSR (With Ass. Prof. V. Nilakant)
◎場所について(下記のキャンパスマップの③の建物の3階中央の南向き(海方向)の部屋です)
1、 阪急「六甲」駅から、あるいはJR「六甲道」駅からは、市バスの36系統、鶴甲団地行きのバスで、「神大 正門前」というバス停で降りていただき、正門をくぐってすぐの門衛所で、本館(第1学舎)の場所をご確認ください。
2、 阪急「六甲」駅やJR「六甲道」駅から、あるいは新神戸駅から、タクシーでお越しの場合も、行き先を告げる場合には、「神戸大学の六甲台にあるバス停の神大正門前」と言ってくださるのがいちばん正確です。
3、 タクシーで来られる場合は、正門で車をおりずに、車のまま学内に入ってもらい、門衛で本館(第1学舎)の中央の車寄せのあたりを運転手さんに確認してもらい、その車寄せまで車であがっていただくのがよいかと存じます。
4、下記のウェブサイトに地図がありますが、本館(第1学舎)は、③の建物の中央からお入りいただき、正面階段をあがっていただきますと、3階の中央廊下 の南側(海側向き)に経営学研究科の大会議室があります。
※場所がわからない場合は、TEL 078-881-1212 (大代表)までお願い致します。
※以下のウェブサイトhttp://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/index.htmlをクリックして六甲台地区全体のマップが出ますが、さらに六甲台第1キャンパスのところをクリックしてもらうと、番号にあわせて建物の名前が出てきます。