ニューズレター
NEWS LETTER<経営行動科学学会第24回年次大会 大学院生・若手研究者(ECR)ワークショップ開催報告>
大学院生・若手研究者(ECR)ワークショップ
~質的研究方法の選び方を一緒に考えよう!認識論・存在論って知ってますか?~
日時:2021年9月19日(日) 15:30~17:30
開催形式:オンライン(Zoom)
主催者:経営行動科学学会ECRプロジェクト
穴田貴大(神戸大学大学院)、伊藤鞠(同志社大学大学院)、王嬌(同志社大学)
秋保亮太(大阪大学)、今井裕紀(新潟国際情報大学)、大竹恵子(京都先端科学大学)
大平剛士(大阪商業大学)、夏世明(同志社大学)、楊芸玥(横浜国立大学)
参加者数:27名
内容:
将来の経営行動科学を担う大学院生・若手研究者(Early Career Researcher:ECR)のネットワーク構築や、研究・教育の能力開発、就職・キャリア形成支援を目的に、9名の大学院生・若手研究者が集まり、2020年度の年次大会から活動を開始している。今年度(2021年度)の第2回目は「質的研究方法の選び方」をテーマとしたワークショップをZoomで開催した。穴田さん、伊藤さん、王さん、大平さんの4名から『野村康(2017).社会科学の考え方-認識論、リサーチ・デザイン、手法.名古屋大学出版会.』の認識論や存在論、リサーチ・デザインなどの議論を基にした話題提供を行い、その後、4つのグループに分かれて参加者同士のディスカッションを行った。その後、全体の質疑応答では各グループから質問や報告が共有され、ECRプロジェクトメンバーや参加者からもコメントがあった。ワークショップ終了後はspatial chatによる懇親会を開催した。終了後のアンケートでは、「活発な意見交換ができてとても有意義な時間を過ごせた」、「問いから手法を考えることが大事だと感じた」、「具体的な質的研究手法について詳しく知りたかった」などの様々な感想や要望をいただいた。また、ECRプロジェクトメンバーからも、「自分の研究の立ち位置を考える契機になった」、「研究方法の悩みや様々な考えを意見交換できて、私自身も刺激を受けた」などの声があった。今後も研究やキャリアをテーマにECR同士の交流の場を提供していきたい。